愚直さで夢を 「オレはやめない:地方競馬廃止 ある若手騎手の生き様」

「目撃!日本列島」という番組がよかった
熊本県の荒尾競馬場は昨年12月で廃止になったとのこと
多くの騎手たちが引退を決意する中
オレはやめないという若者と調教師の師匠の話

なんて真っ直ぐなんだ、とうらやましくなるほど不器用な若者と
愚直や誠実さだけでは成功はしないことを
知りつくしていると思われる経験豊富な調教師
この師匠がまたいい

「世間ではいやな仕事して暮らしを立てている人も多いが
自分は好きなことをしているので厳しい暮らしでもいいと思っている」

というようなことを騎手が語っていた

こういうのは時々聞く言葉で
ひっかることもあるけど
こういう人が言うと本当にがんばってほしいと思う



ブログ中毒も遠くなりにけり
あの頃、書かずにはいられない衝動があって
何かを埋めるためにさまよっていたかんじ

これはある種アピールで、うかれていたな、と気づいてから
醒めてしまった

さらに3・11以降、意味づけをすることのアホくささ
書くことのウソくささが鼻につくようになった

「意味づけ」という愚かなことを人はする
こんな趣旨のセリフ、伊坂幸太郎の「重力ピエロ」にもあったような。

あの喧騒の計画停電やモノ不足から1年たっていないのに

非日常的な危機感は薄れ街の灯りが少し暗いくらいで
一見、以前と変わらないようにもみえる

みえるけど確実に根幹を変えた。

目立つことやアピールや饒舌はうんざりだ



騎手の生き様は美談でもなく
そして美談にすることも危険だと思う

ただうらやましいほどの愚直さだった

あの騎手さんは北海道の競馬場で受け入れ予定とのこと
応援したいと思った

# by 11mei | 2012-01-14 17:37

西武鉄道「ケロロ軍曹」のマナーポスター

は、
幼稚園や小学校の廊下に貼られていそうで
西部鉄道はお客を幼稚園生だと思っているのかな

と、
じっくり見たことがなかったのですが



これはいい
席ねらう 人にはばまれ逃げ場なし
幼稚園バックをさげて
必死で席確保のために乗り込もうとするケロン星の面々
この中で私はどこにでしょう



そしてこれ 
つめてくれ その一言がいえなくて
朝の車内は眠っている人も多く静まり返っているけど
これみてると
押し黙った集団がなんとも滑稽に見えてくる

実はみんなケロン星の仲間なのでした。

ギロロ伍長いいわ~~


東京メトロのマナー広告もなかなかによかったけど
終了してしまいました

# by 11mei | 2011-11-11 21:14

元最高検察庁検事の絞首刑は違憲という発言

今日、裁判員裁判で死刑の判決がでた。
パチンコ店放火で5人も死亡した事件

死刑制度について特別関心はなかったのですが
「死刑裁判の現場/ある検事と死刑囚の44年」という番組に
衝撃を受けてから関心をもつようになった。

映画もドラマもドキュメンタリーもバラエティも録画したのをみたら
どんどん消していって残さない
ですがこの番組はちょっと消せない。
重苦しくて、もちろん明るくはない。
再度みるのも大袈裟にいえば覚悟がいるような作品です
これは元最高検察庁検事 土本武司さんが検事として死刑求刑し
それが確定した死刑囚から受け取った手紙をきっかけにこの死刑囚が気になって
死刑囚と向き合った記録
そして、実際の死刑執行に立ち会う(別の死刑囚の)という体験を経て
死刑制度についての疑いを淡々と語る番組でした


土本さんは超エリートで庶民の暮らしはわからないようにみえる
時々テレビにでるのか顔は知っていた
検事という仕事がらか、元々の性格なのかほとんど表情がでない。
元検事 元とはいえよくこういう番組で語ることを了承したものだと思った。
仕事柄相当な葛藤があったと思うが、そういうことは言わない
それが余計に誠実さを感じさせる

この人が本日の死刑判決についてコメントしていたのを先ほどテレビでみた。
合憲か違憲かということは本来は裁判官が判断することなのに
裁判員裁判で裁判官は「裁判員の意見を聞いて」という趣旨の言葉を加えたようです。

死刑判決に元検事、土本武司さんは絞首刑は憲法違反とコメント
私は死刑執行の場面に立ち会ったことがあるが執行の際、踏み板をはずす行為は残虐。
憲法36条違反ではないか
というような発言をしていた。
また死刑執行とは、実際にどのように行われるのか明らかにされていないのはおかしい、とも発言していた。
(昨年、刑場は公開されたけどすべて明らかにされたわけではない)

この人はあの番組のままだと思った。

ニュースは元検事の異例の発言と解説していました。

# by 11mei | 2011-11-01 00:50

原発事故は「無常感」も凌ぐほど酷い

大きな地震や酷い津波があっても
国破れて山河あり
津波で壊滅してしまった風景は戦後の焼け野原のようだといわれます

一から出直し
そこにあるのは希望

形あるものは必ず滅びる。変わらないものなど一つもない

諸業無常は究極の厭世感。それは反転して究極の楽天性に至る

しかし国破れて山河あり とはならない場合があることがわかった
原発事故の始末はそんなに甘いもんじゃない。
放射性廃棄物は完全に安全になるためには10万年かかるといわれています。

ぞっとするほどの闇
無常感も凌ぐ

3つの原子炉でメルトダウンが起きていたということですが
溶けて落ちてしまった核燃料が今、どうなっているかなんて誰もわからないのです。

海や空は人の営みをはるかに超える畏怖の対象
水に流す。大気に流す。
地球の自浄作用というシステムで毒は浄化されてきました。これまでは

だけど放射性物質という毒は大量だとそうならない場合もある
地球には建設中や計画中のものも含めて500以上の原子炉があるらしい。

地球を超えて宇宙まで広げれば浄化されることにはなるでしょう
だけど人は地球という地面で生活しているので
ゴミは地球の処理能力を超えない範囲しかだしてはだめなのです

処理能力を超えたゴミが発生する可能性のあるシステムは
そもそも破綻しているのではないのか

それでも、
よりよい未来のためには原発はどうしても必要
最悪のシナリオの可能性は極めて少ないのなら
科学と叡智をもってすれば設計でも管理でも安全の確保はできるはず
折り合っていけるのでは、という選択をするのか


設計上、安全性は限りなくゼロにちかくできるはず
しかし、原発が建設されるのは環境が一定の研究室内ではない
管理もいくら法律をつくり組織をつくり規制しても、抜け落ちる部分は必ずでる
(独立した監視機関をつくって管理してもどうしてもいずれ形骸化する。
厳密な監視プログラムをたてても、現場の基本的なケアレスミスが原因というのがある)

想定外というのはあらゆる可能性も含めるということ
安全性がゼロというのは当然ありえない
核ミサイルで原発が総攻撃とか隕石がぶつかるとか

最悪のシナリオの可能性は極めて小さいけれどその可能性が現実になれば破滅
そんなおっかないものは最終的には封印だ
どう考えても原発は暫定的に利用するもの


ただいえるのは
封印ということほど、難しいことはない。
どうしても試したくなるのは人間の性ですから
パンドラの箱を開けないというのは極めて難しい
開けた箱を閉める、のも難しい
そこで足をすくわれる
どこかで「畏怖」を意識することがブレーキになる
生殖医療での法的規制はこれがあったから

繁華街が薄暗いのにもすぐに慣れた
無駄に便利な生活はいらない、見直そうという風潮は好ましい
しかし日本のエネルギー政策は50年以上これでやってきて
まして経済も情報も複雑になりグローバル化してる中で
方針変換はいきなりはできない。
今すぐ原発とめて税金もあがらず電気代もあがらず、
これまで通りの生活というのも無理なのです。

脱原発は中長期的な命題
もちろんビジョンだけではない。もう具体的に動いている
国の方向が定まらないと進まない、というのは基本だけど
政治に先行して企業の動きは早いのです。企業は社会のニーズに敏感だから

福島第一原発の汚染水があふれる、あふれるといって心配していたら
ギリギリで循環冷却の汚染水浄化システムが稼働しました。
あれは危機一髪だった気がするのですが

稼働率が悪い、故障続きで不安定だと批判されていますが
私は評価したい。

放射線量が高いなかの困難な作業、どのような状況なのか正確に把握できるわけがない
各国の技術を提供してもらってできた寄せ集めのつぎはぎだらけの突貫工事です。
故障続きで当たり前なのではないでしょうか。
故障しながら改善されていくのではないでしょうか

原発事故をどのように処理するかについては世界中が見守っているのです。
平面的、立体的に詳細な汚染マップをつくって
汚染地域の除染をしてほしい。
原子炉の燃料棒は溶けてしまったので核燃料を取り出すということはできないから
廃炉というものとは違うかもしれないけれど
とにかく閉じ込めなければなりません
メルトダウンした燃料がどうなってるのか全くわからないわけだけど
地下水にいかないようにくいとめなければ

世界で初めての危機をどう克服するか
試行錯誤で模索しながら悪戦苦闘でやり続ける
だけどここで培った技術は世界の原発の安全に役立たないはずがありません。

# by 11mei | 2011-08-14 07:57

映画「100000年後の安全」と原発必要悪説

専門家が正しい情報を発信することが重要だ
とよくいわれます。
その専門家の意見が違うのでどれが正しいのかわからない
特に原子炉や原子力工学の専門家の意見

新聞やテレビだけで情報を得る人たち
新聞やテレビは権威に乗っ取られているので信じられないという人たち
ネット上にはテレビにでる研究者はすべて御用学者だという意見も多い


自分で考えるというけれど自分が体験したり検証したり
研究したことでないことに関しては結局、新聞やテレビ、ネット、本から情報を寄せ集め
吟味して選択しているにすぎません。
そうするしかないと思う。注意しなければならないのは
著名で肩書がすごい研究者だから、あるいは逆に権威に屈しないような雰囲気?があるから 
なんかで盲信しないこと

放射能が体に与える影響についてもある部分までは検証されていても
完全にわかっているわけではないと思う
野菜や魚介への放射性物質の残留の基準は暫定基準 暫定
数字になれば認知されてしまうけど少量を長期に、での健康被害というのは
検証にも長期間かかるのだから
チェルノブイリのデータはあってもわかっていないことはたくさんあると思う。


原発は必要悪だと思ってきました
というより原発のことなんて関心なかったし忘れてた


原発必要悪説は

・原発は安い

・火力発電の原料である石油・石炭・天然ガスという化石燃料は有限だからいずれ枯渇する
 
・再生可能エネルギーがいいに決まっているけどそれほど効果はない(力がない)そして不安定

・原発は地球温暖化の要因となる二酸化炭素排出が少ない
(火力は二酸化炭素をまきちらすのでよくない)

でも考えたら
・化石燃料はいずれ枯渇するっていうけど
 原発の原料になるウラン(燃えるウラン)も鉱物なので有限。いずれ枯渇する。
 なのに石油ほど言われない
 子どもの頃、石油は後30年したら枯渇します、と教えられた。
 あれから世界はものすごい勢いで石油を消費し続けているけどいまだに枯渇していない
 これは採掘技術の進歩によるものとのこと
 石油はプランクトンの死骸が起源という有限説が定説だけど
 湧いてくるという無限説まであるようです。
 戦争の原因になったり利権の対象になったりする石油が無限だなんて?
 極端な情報というのは疑ってかかるほうです
 でも少なくとも石油埋蔵量予測なんで結局誰もわからないのだ

・原発は本当に安いのか
 事故が起きなかったとしても 原子炉をつくるのにどれだけかかるか
 安全対策のための費用 管理にどれだけかかるか
 定期点検で停止してる時期がけっこうあるっていうのも初めて知ったけど
 稼働率もコスト計算に入れているのか
 老朽化でいずれ廃炉にしなければならないはず。廃炉にするまでの費用も含めているのか

・放射性廃棄物の処分
 これが問題 避けられないこの問題で原発は安くないことが決定的だ 
 原発でエネルギーを得る以上、必ず汚染物がでるのにその最終処分場はないという大問題
 厳重に管理、保管してどんどんたまっていく状態。とりあえず先のばし

ちょっと考えたら原発低コスト説にはからくりがあったんだとわかる

 ・二酸化炭素の増加→地球温暖化 
 というのが事実であるかはよくわかっていないという説もある。
 温暖化の原因だとしても、二酸化炭素より放射性物資がもれるほうが公害です

映画「100000年後の安全」をみた
フィンランドは世界で初めて放射性廃棄物の最終処分場を決定し
現在トンネルを掘って地下500メートルに10万年もつ処分場をつくっている
放射性廃棄物が無害になるまで10万年かかるので10万年間、耐えられる建物をつくる
10万年前というとネアンデルタール人の頃らしい。

必ずでる核のゴミ
それを先延ばしにせずきちんと直視し膨大な予算をかけてこんな大掛かりな最終処分場をつくることにした。
フィンランドはしばらくは(少なくとも見通しがたつ未来では)原発必要悪説なのです。
極限まで議論して不確定要素の中で決定した原発必要悪説なのです。


学問としての説は純粋に真理を追究する姿勢だけど
「説」というのには利権にからむ思惑がある。世論を誘導させるための思惑がある

被爆国なのに原発導入に踏み切った流れに相当大きな力がはたらいたと思います
緻密な作戦もあったと思う
導入の流れをつくった財界人や政治家だって自分のことだけ考えてたわけじゃなく
国益を考えていたと思う。
大きなビジョンを持っていたと思う

ひとたび政策という大きな流れができると(原発は国策だから)
そこに関わる企業や団体で働く人に限らず経済や暮らしすべてがその方向で
動いていくのですから

原発止めても電力は足りている、足りないというのは陰謀だから
直ちにすべての原発を止める、というような極端な意見は危険だと思います
浜岡原発をもつ中部電力は原発依存率が小さいのですね
依存度が大きい電力会社もあるのでね

こういう事態になったので現在の原子炉が老朽化しても反発が強くてもう新たな原発はつくれない
老朽化したらいずれ廃炉になる。
どうしったって脱原発の流れになります


大きな力をもつものは必ず闇も大きい
コントロールできてるうちはいいんだけれど
原発は眠れるドラゴン 暴れだしたら手におえない。
人間がつくりだした強力な道具と負の部分

インターネット通信、生殖医療、ロボット開発もドラゴン的側面がある
一定限度を超えてこれ以上は危ないと気付いて戻ることができるか
それ以上は踏み込まないという選択ができるかがカギ


大昔、人類は原子力によってエネルギーを得るという技術を使っていたけれど
あまりに負の部分が大きかったのでそれを封印したという伝説があります。

と未来で語り継がれたらいい

# by 11mei | 2011-05-22 23:53

震災が価値観を変えた 「終末のフール」

再生はしますよ
もちろんね 当たり前ですよ
だけど元の状態に戻るのではない
過去とは違うやり方でいく

震災が価値観を変えた
直接被災はしていなくてもね

日経新聞で乃南アサさんがオウム真理教と阪神大震災のとき
日本は変わるように思えたけど
しばらくしたら元に戻ったって言ってた。
だけどこんどこそ変わらざるをえない状況になりました

今までは「生きる力」というのが脆弱で曖昧でしたが
こういう状況では俄然「生きる力」を意識する。

「今とは違うなりたい自分になる」だの「本当の自分を知る」だのの
似非スピリチュアルや自分を確認するための占いが流行ってたけど
そんなもんは吹き飛んでいってしまいました。

「とにかく生きて!理屈は後からついてくる」

つい最近まで「無縁社会」だのっていってたけど
傷ずいた社会では人は自然と自ずと支え合い助け合う
共感っていうのがでてきます

「終末のフール」伊坂幸太郎著
こんなときだからこそ元気してくれる作品

# by 11mei | 2011-04-02 23:14

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